ねこの観察
ちょっと離れたところから、じーっとこちらを見ている姿を見ると、だんだん、ねこの視線になってくる。「このひとなんでこっちをみてるんだろう」「この人はごはんをくれる人」
いろいろ落ち着いてねこたちのお休みタイム。布団にもぐる者あり、窓際でくつろぐ者あり。誰を見ても気持ちよさそうではある。自分のスタイルをよくわかってるねえ。
この時期、エアコンの部屋で朝からすやすや寝ている姿を見ると、「夜行性なので」というより、「寝不足なんだよねー」と言っているようにしか見えない。 ねこの呼吸に合わせて、こちらも深呼吸で息を整える。
遠くで雷がなっている。音はすごく小さけれど、敏感に反応している。響きが気になるなのかな。こんな時は、外で生まれたねこの野性をすごく感じる。言ってみれば私も家で生まれた家・人だった。
ねこは一人でもさみしくないというけれど、誰もいない部屋で窓の外を見ている姿は何かを考えて(思い出して)いるように見える。特にこんな雨の日は。 毎日を楽しく過ごせていますように。
テリトリーを守ることが、それもシニアになってから、顕著になってきたねこがいる。ここは自分の場所。これは自分のもの。ある意味こどもっぽいんだけれど。 そしてテリトリーを守るのは男子だと言われているようだけれど、関係ないのか。高齢のせいもあるの…
最近みんなはくっつかずにばらばらで過ごしている。空きベッドを無視して、わざわざ寝ているベッドにそーっと入り込もうとして怒られたりする事もなく。 季節のせいだと思うけれど。人的に考えるとちょっとさみしい。猫的には夏ですから。が理由だといいんだ…
動物病院で使っていたので安心して買ったこのキャリー、使っている人が結構多いので、災害対策としてもすぐに我が家のものだとわかるようにしたい。 大きく名前を書くのも個人情報まるだし(ねこの名前でも)だし、何かいい案をと考えていたら、先日動物病院…
「見回りの時間です。出してー。」というリクエストで部屋から出してあげる。 ほんの数十秒の廊下へのツアーだけれど、戻ってくると「にゃっ!」と報告がある。今まで「出してくれてありがとう」の意味だと思っていたけれど、今は「見回り終了しました!」な…
以前買っておいたハウス型のベッド。見かけはかわいいけれどユーザーにはあまり人気がないというありがちなアイテムだったけれど、よーく干してから置き場所を変えて置いてみたら、1名のお気に入りの場所になりました。 やっぱりハウス型に入っている姿はか…
紙袋についていた太めの紐が、お気に入りおもちゃに認定されました。遊ぶ順番待ちの姿がほんとうにかわいい。思慮深くてあたまがいいねえ。
水を飲んでもらいたくて、口元に器を持っていく。 いらないときはすぐに顔を背けるけれど、じっと水を見つめているときは、我慢比べでこちらも器を動かさずにじっとしていると、そーっと飲み始める。この瞬間は結構うれしい。ねこたちはみんな慎重派。
ごはんの予備とトイレ砂とシートを一か所にまとめておく。そして窓から出ない対策(窓が割れる原因であるテレビを窓際に置かない、常にレースでもカーテンをするなど)を取る。キャリーにはすぐに入ってくれないだろうから、動物病院にあるような強固なケー…
出かけてくるよーと出て、玄関で忘れ物に気づき戻ったら、全員があれ?と首をかしげて見る。トイレに行って戻っても無反応なのに。外出かどうかがなんでわかるんだろう。ねこは何でも知っている。
どんな音にもびっくりしがちなのに、ごはんの入っている袋の音だけはどれだけ顔の近くで開け閉めしても気にならないのは、なぜ。音とにおいが連動しているのか、それともねこはなんでも知っているのか。
不定期の通院。少し慣れて周囲をきょろきょろする余裕がでてきたけれど、抜糸で先生にこっち向きでだっこされている表情が、「自分には何事も起きていない、自分には何事も起きていない」と言っているようでとてつもなく愛らしい。
ベッドの下にいるかと思って低い姿勢でそーっと近づいて覗いても発見できず。あれ、と思って立ち上がったら目の高さの棚の上でこっちを見ていて、その近さにこっちがびっくり。ずっと見てたのね。
どうしているのかなと見てみると、こっちを見ている。少ししてから、そーっと覗いてみてたら、また目があった。人はおはよう、ねこはおやすみなさいの時間です。
テーブルで食事やお茶の時間が増える週末、「あれ?またごはんなの?なでてもらいに行かなくては」 とばかりに何度もいそいそとテーブルにやってきた。その都度なでてもらえるのに、何度も何度も集合と解散を繰り返す。ちょっとボールで遊ぶ犬っぽい(かも。…
人間の夕食の時間になると、なでてなでてとやってきて別人のように寄ってくる。それ以外の時は基本的にこわがりだから、一日のこの時間に何かのスイッチが入るのか。外食して帰ってきたときはタイミングを失ってちょっと戸惑って、お茶の時間にそっと現れる…
だんだん元気になってきて、エリザベスウェアの上から毛づくろいをし始めた。ウェアをなめて、舌や体に悪くないかちょっと心配だけれど、動きもよくなってきたし、なにしろよく食べよく飲むので安心安心。きつそうなウェアを早く脱がしてあげたいけれど、あ…
病院でやっとトイレを使いました!と教えてもらった翌日、急遽退院できることなりました。エリザベスの着用がとてもとても絶対に無理なので、エリザベスウェアなるウエットスーツのようなものを着せてもらっていて、そのまま退院。イエローがフィットしてい…
今日はここで寝よう、さぁここで落ち着こう、というのはどうやって決めるんだろう。行ってみてから決めるのではなくて、決めてから動いているように見える。みんなの感覚の鋭さがとてもうらやましい。
指を顔に近づけると、指に鼻がつくくらいまでそーっと近づいてくる。そこまで近づかなくても、と思うほど近い近い。
病院帰りはしばらく薄暗くて人から見えない場所でじっとしている。目は開いているけれど何かを見ているわけではなく、ただじっとしている。反芻しているのか、忘れようとしているのか、はたまた「無」か。
いつのまにか、近くのベッドに移動してきているのを見ると、ちょっとうれしい。結構うれしい。
耳の後ろ付け根をそっとかいてやると至福の顔をする。シニアになると自分でかいたりなめたりするのも億劫になるだろうし、以前ほどお互いなめ合うことも減ってきた。だから、ちょっとお手伝い。
水を飲んでいるときの表情が、そうとうプライベート感あふれる表情で、まっすぐ見てはいけないような気になることもある。 コッソリ見るけれど。
振り返ると、どうみても寝起きの顔。家生まれには野生はないというのは本当かも。
こっちを見てるのかと思って、合図をしたら後頭部だった。逆光の窓際。 見ていてもいなくても、大切に。